「まちづくり」の楽しさを伝えたい!「輝く地域」を次代に繋いでほしい。
地方の首長・議員・職員のあるべき姿とは?
こころ 豊かな安心社会を築きたい!

私は国会公設秘書、地方議員、首長として40年間、政治一筋に歩んできた。
この間、全国町村会の関係役職(行政委員・近畿ブロック会長・兵庫県町村会長)を長年にわたって経験し、国(内閣府・総務省・厚生労働省)や全国自治体(簡易水道・治山林道など)の場においても、様々なことを学ばせてもらった。
また全国の首長を代表して経済財政諮問会議など国の重要会議の参考人(意見陳述人)として最新の情報のもとでの議論に臨んだこともある。
さらに関西広域連合での協議会メンバーでもあった。
一首長では叶わない貴重な経験をさせてもらったことに心から感謝している。

一方、平成合併を経験した兵庫県多可町(人口22,000人、185㎢)の町長を3期務め、新しい町の創生期を担った。
旧3町が合併し、新町名を付した町だが、旧町(加美町)時代を含めると、在任期間は5期に及ぶ。
合併町ゆえの苦しさもあったが、楽しさもあった。
実践した政策が大きな成果を上げたこともあったし、頓挫した例もある。
評価をされたことも多いが、批判も受けた。
しかし町長職は楽しく、在任期間に一度も風邪を引いたことも、自己都合で休んだこともない。
そしてこれが私の何よりの自負と自慢である。

私は、学者や評論家ではなく、『実践者&実戦者』だとつくづく思う。
「首長はあなたの天職」との有り難い言葉を何度もいただいたが、64歳にして一線を引いた。
まちづくりにおける行政の限界を感じたのも事実ではあるが、「まちづくり」の楽しさや、首長としての着眼点・発想法を全国の数多くの同朋・有志に伝えたかったからだ。

地方では少子高齢化をともなう人口減少が急速に進んできた。
地方消滅論の惹起から、まちづくりに暗雲が漂い始めているようにも見える。
しかし私たちの住む地方部は、本来的にそんなに軟弱ではない。
「輝く自治体は、必ず次代につなげていける」と私は信じている。

『実践&実戦』で培った経験を全国の地方部のために講演・著述を通して活かし「地域力向上」に向けた有益なアドバイスを行っていきたいと願っている。


総務省 地域力創造アドバイザー